51AM069第51回 視能訓練士国家試験 過去問

34 歳の女性。右眼の急激な視力低下、視野異常、光視症を主訴に来院した。視力は右(0.2×-11.25D)、左(1.2×-10.50D)であった。右眼の眼底写真、OCT、静的視野検査および多局所ERG の結果(別冊No. 5)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

多局所ERGと視野の所見から疾患を判断する図問題です。

解説

急激な視力低下・視野異常・光視症があるのに、眼底には異常がみられないという組合せは、**急性帯状潜在性網膜外層症(AZOOR)**の典型です。若年女性、近視眼に多く発症します。

多局所ERGで障害部位の応答が選択的に低下することが診断の決め手になります。視野では Mariotte盲点の拡大に連続する帯状の暗点が特徴的です。

選択肢の確認

1.急性帯状潜在性網膜外層症〈AZOOR〉
正しい。眼底所見に乏しいのに視野・多局所ERGで異常を示すAZOORの典型像である。

2.中心性漿液性脈絡網膜症
誤り。中心性漿液性脈絡網膜症では漿液性網膜剥離が眼底でみられる。

3.網膜中心静脈閉塞症
誤り。網膜中心静脈閉塞症では広範な網膜出血がみられる。

4.うっ血乳頭
誤り。うっ血乳頭は両眼性で乳頭腫脹を伴う。

5.視神経炎
誤り。視神経炎では眼球運動時痛とRAPDを伴う。

覚えるポイント

  • AZOOR=眼底所見に乏しい網膜外層の機能障害。若年女性・近視眼に多い。
  • 症状=光視症・視野欠損(盲点拡大に連続する帯状暗点)。
  • 診断=多局所ERG・眼底自発蛍光・OCT(ellipsoid zoneの消失)。

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