51AM067第51回 視能訓練士国家試験 過去問

52 歳の男性。近方の見えにくさを自覚し、来院した。視力は両眼ともに0.3(1.5 ×-2.00D)である。調節力は1.00D であった。遠用部には-2.00D、近用加入度+2.00D の累進屈折力眼鏡を処方した。この眼鏡で明視できない範囲はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

累進屈折力眼鏡での明視できない範囲を求める問題です。

解説

遠用部は−2.00 Dの完全矯正なので遠点は無限遠、調節力1.00 Dより近点は1 mです。近用部は+2.00 D加入なので遠点は 1/2.00 = 50 cm、近点は 1/(2.00+1.00) = 約33 cmです。

累進屈折力レンズは度数が連続的に変化するため、遠用部と近用部の間(1 m〜50 cm)も明視できます。したがって明視できないのは近用部の近点より近い、眼前33 cmより近方だけです。

選択肢の確認

1.無限遠から眼前1m
誤り。無限遠から1 mは遠用部で明視できる。

2.眼前1m から眼前50 cm
誤り。累進帯により1 mから50 cmも明視できる。

3.眼前50 cm から眼前33 cm
誤り。50 cmから33 cmは近用部で明視できる。

4.眼前50 cm より近方
誤り。50 cmから33 cmは近用部で明視できるため誤りである。

5.眼前33 cm より近方
正しい。明視できないのは眼前33 cmより近方である。

覚えるポイント

  • 累進屈折力レンズは度数が連続的に変化し、中間距離のギャップがない。
  • 二重焦点レンズでは遠用部の近点と近用部の遠点の間にギャップができる。
  • 近点=1/(加入度+調節力)、遠点=1/加入度。

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