第54回
54AM067|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
53 歳の男性。近見視力不良を主訴に来院した。屈折検査で両眼1.00D の遠視であった。調節力が1.00D であり、遠用部 +1.00D、近見加入2.00D の二重焦点眼鏡を処方した。この眼鏡で明視域はどれか。2 つ選べ。
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正解3・5
正答
3、5
この問題のポイント
二重焦点眼鏡での明視域を求める問題です。
解説
遠用部は+1.00 Dで遠視が完全矯正されるので遠点は無限遠、調節力1.00 Dより近点は 1/1.00 = 1 m です。したがって明視域は1 mから無限遠までです。
近用部は+2.00 D加入なので、加入分による遠点は 1/2.00 = 50 cm、近点は 1/(2.00+1.00) = 約33 cm です。したがって明視域は33 cmから50 cmまでになります。
選択肢の確認
1.10 cm から25 cm まで
誤り。近用部の近点は33 cmであり10 cmまでは明視できない。
2.25 cm から33 cm まで
誤り。25 cmは近用部の近点より近い。
3.33 cm から50 cm まで
正しい。近用部の明視域は33 cmから50 cmまでである。
4.50 cm から1 m まで
誤り。50 cmから1 mの間は遠用部でも近用部でも明視できない。
5.1 m から無限遠まで
正しい。遠用部の明視域は1 mから無限遠までである。
覚えるポイント
- 遠用部の近点=1/調節力。近用部の遠点=1/加入度、近点=1/(加入度+調節力)。
- 二重焦点では遠用部の近点と近用部の遠点の間に見えない帯が生じる。
- 累進屈折力レンズではこのギャップが連続的に埋められる。
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