54AM068|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
38 歳の女性。眼瞼腫脹を主訴に来院し、甲状腺眼症と診断された。正面視と下方視の写真(別冊No. 7)を別に示す。この徴候はどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
甲状腺眼症の眼瞼徴候を問う図問題です。
解説
Graefe徴候は、下方視をさせたときに上眼瞼が眼球の動きに追随せず、上方に取り残される現象です。上眼瞼と眼球の間に強膜が露出して見えます。正面視で眼瞼後退があり、下方視でこの所見がみられれば甲状腺眼症を強く疑います。
Gifford徴候は上眼瞼が翻転しにくい、Möbius徴候は輻湊不全、Seidel徴候は緑内障の視野所見(および前房水漏出試験)、Stellwag徴候は瞬目の減少です。
選択肢の確認
1.Gifford
誤り。Gifford徴候は上眼瞼が翻転しにくい所見である。
2.Graefe
正しい。下方視で上眼瞼が追随しない所見はGraefe徴候である。
3.Möbius
誤り。Möbius徴候は輻湊不全である。
4.Seidel
誤り。Seidel徴候は緑内障の視野所見または前房水漏出試験である。
5.Stellwag
誤り。Stellwag徴候は瞬目の減少である。
覚えるポイント
- Graefe徴候=下方視で上眼瞼が追随しない(lid lag)。
- Dalrymple徴候=眼瞼後退。Stellwag徴候=瞬目減少。Möbius徴候=輻湊不全。
- 眼瞼後退+眼球突出+外眼筋腫大が甲状腺眼症の三徴。