第55回

55AM064|第55回 視能訓練士国家試験 過去問

甲状腺眼症で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解5

正答

5

この問題のポイント

甲状腺眼症の所見を問う問題です。

解説

朝より夕方に症状が悪化する日内変動は、重症筋無力症の特徴です。甲状腺眼症は外眼筋の線維化による制限性の障害なので、このような日内変動は示しません。したがってこの記述が誤りです。

下直筋の線維化による上転障害が多いこと、眼球突出、Graefe徴候、上方視で眼圧が上昇する(むき眼位による眼圧変化)ことは、いずれも正しい記述です。

選択肢の確認

1.上転障害が多い。
誤り。下直筋の線維化により上転障害が多いという記述は正しい。

2.眼球突出がみられる。
誤り。眼球突出がみられるという記述は正しい。

3.Graefe 徴候がみられる。
誤り。Graefe徴候がみられるという記述は正しい。

4.眼圧がむき眼位で変化する。
誤り。上方視で眼圧が上昇するという記述は正しい。

5.朝より夕方で症状が悪化する。
正しい。日内変動は重症筋無力症の特徴であり甲状腺眼症の所見ではない。

覚えるポイント

  • 甲状腺眼症=制限性。牽引試験陽性、上方視で眼圧上昇、外眼筋の筋腹が腫大。
  • 障害されやすい順=下直筋>内直筋>上直筋>外直筋(I'M SLOW)。
  • 甲状腺眼症と重症筋無力症は合併することがあり、両方の評価が必要。

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