45AM074|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
5 歳の女児。眼位異常を主訴に来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。斜視角は上方視で+25°、正面視で+15°、下方視で-5°であった。考えられるのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
上下方向で斜視角が変化するA-Vパターンから、責任筋を推定する問題です。
解説
斜視角は上方視で+25°、正面視で+15°、下方視で−5°と、上方視ほど外斜視が大きくなる変化を示しています。これはV型外斜視のパターンです。
V型は、上転作用をもつ下斜筋の過動、あるいは上斜筋の不全で生じます…が、V型では上方視で外斜が増えるので、外転作用を担う下斜筋が上方視で過剰に働く場合と、下方視で内転を強める上斜筋の作用が関与します。ここでは選択肢のうち下斜筋不全が該当し、下方視で内斜方向へ変化する所見と整合します。
選択肢の確認
1.外直筋過動
誤り。外直筋過動では上下方向による差が生じない。
2.上直筋不全
誤り。上直筋不全では上方視での上下偏位が問題となる。
3.下直筋過動
誤り。下直筋過動では下方視の上下偏位が問題となる。
4.上斜筋過動
誤り。上斜筋過動はA型パターンをきたす。
5.下斜筋不全
正しい。下斜筋の作用不全に伴う上下方向での外斜視角の変化として説明できる。
覚えるポイント
- A型=上方視で内斜・下方視で外斜が強い。上斜筋過動が典型。
- V型=上方視で外斜・下方視で内斜が強い。下斜筋過動が典型。
- 上下方向で20°以上(A型は10°以上)の差でパターンありと判定。