46PM068|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
13歳の女子。眼位異常を主訴に来院した。視力は右0.3(0.3×+2.00 D)、左1.5(矯正不能)。斜視角は遠見、近見ともに15Δの恒常性外斜視である。網膜対応は正常である。 Bagolini線条検査での見え方はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
網膜正常対応の外斜視では光条の交点が光点からずれ交差性複視の配置になり(②)、弱視のある右眼が抑制されれば左眼の光条だけが見える(⑤)。
解説
Bagolini線条レンズは右眼と左眼で直交する方向の光条が見えるレンズで、日常視に近い条件で網膜対応と抑制を評価します。正常対応の斜視では光条の交点が光点上に来ず、斜視角に応じて光点が2つに分かれて見えます。外斜視では像が反対側に投影されるので交差性複視の配置(②)になります。
本症例は右眼が弱視(0.3)で恒常性外斜視なので、日常視では右眼が抑制されていることも多く、その場合は左眼の光条だけが見えます(⑤)。抑制があれば片方の光条が欠け、抑制がなければ交差性複視として2つの光点が見える、という2通りが正常対応の恒常性外斜視で起こり得る見え方です。
選択肢の確認
1.
光条が1つの光点で交差する図で、正位または調和性異常対応の所見であり、正常対応の恒常性外斜視には合いません。
2.
正しい。外斜視の分だけ光点が2つに分かれた交差性複視の配置で、網膜正常対応の外斜視に合致します。
3.
光点が2つに分かれるが同側性複視の配置で、内斜視の見え方です。
4.
右眼(R)の光条だけが見え左眼が抑制された図ですが、抑制されるのは弱視のある右眼なので合いません。
5.
正しい。左眼(L)の光条だけが見える図で、弱視眼である右眼が抑制された見え方として合致します。
覚えるポイント
- Bagolini線条検査は日常視に近い条件で網膜対応と抑制をみる
- 正常対応の斜視=光点が斜視角分ずれて2つ(外斜視は交差性)
- 抑制眼の光条は消える