46PM074|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
12 歳の男児。眼位異常を主訴に来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。眼位は、遠見、近見ともに15 Δ間欠性外斜視である。外斜視時に複視はなく、輻湊近点は5cm である。TNO stereo test は60 秒である。この患児に最初に行う視能訓練はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
間欠性外斜視に対する視能訓練の順序を問う問題です。
解説
間欠性外斜視の訓練は、抑制の除去→融像の強化→立体視の順に進めます。外斜視時に複視を自覚しないということは、外斜視のときに抑制が働いていることを意味します。
したがって最初に行うのは、病的複視を自覚させて抑制を解くflashing methodです。抑制が残ったまま輻湊訓練や融像訓練を行っても効果が上がりません。輻湊近点5 cmと良好で、TNO 60秒と立体視も保たれているため、輻湊訓練は優先されません。
選択肢の確認
1.輻湊訓練
誤り。輻湊近点は5 cmと良好であり輻湊訓練は優先されない。
2.凹レンズの使用
誤り。凹レンズの使用は調節性輻湊を誘発する補助的手段である。
3.生理的複視訓練
誤り。生理的複視訓練は抑制を解いた後の段階である。
4.flashing method
正しい。外斜視時に複視を自覚しない抑制があるため、まずflashing methodで抑制を除去する。
5.fusion lock training
誤り。fusion lock trainingは抑制除去の後に行う融像強化の訓練である。
覚えるポイント
- 訓練の順序=抑制除去→融像強化→立体視。
- 抑制の有無は外斜視時の複視自覚で確認する。
- flashing method=遮閉と非遮閉を繰り返し病的複視を自覚させる。