49PM070|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
9歳の男児。遠近ともに20Δの間欠性外斜視を認める。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。外斜視時には複視はなく、網膜正常対応であった。 この患者に対して斜視訓練を行う場合、まず行うべきなのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
間欠性外斜視に対する訓練の順序を問う問題です。
解説
外斜視のときに複視を自覚しないのは、耳側網膜に抑制が働いているためです。抑制があるままでは融像や輻湊の訓練を行っても像が片方しか意識されず、訓練が成立しません。
したがって、まず抑制除去訓練を行って複視を自覚させ、ずれていることを認識できるようにしてから、融像訓練・輻湊訓練へ進みます。網膜正常対応であることは訓練の適応を支持します。
選択肢の確認
1.輻湊訓練
誤り。輻湊訓練は抑制を除去した後の段階である。
2.融像訓練
誤り。融像訓練は抑制を除去した後の段階である。
3.立体視訓練
誤り。立体視訓練は融像が成立した後の段階である。
4.眼球運動訓練
誤り。眼球運動訓練はこの病態の治療ではない。
5.抑制除去訓練
正しい。抑制があるため、まず抑制除去訓練を行う。
覚えるポイント
- 訓練の順序=抑制除去→融像(同時視)→融像幅の拡大→立体視。
- 抑制があるまま輻湊訓練をしても効果が上がらない。
- 網膜正常対応であることが訓練の前提条件。