49PM069|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
6歳の男児。就学前健診で視力障害を指摘され受診した。視力は右0.5(矯正不能)、左0.6(矯正不能)であった。両眼開放視力を測ったところ0.9であった。 最も考えられるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
片眼視力より両眼開放視力が良い所見から病態を判断する問題です。
解説
片眼ずつは0.5・0.6なのに両眼開放では0.9と良いのが決定的な手がかりです。片眼を遮閉すると眼振が顕在化して視力が下がる潜伏眼振の典型的な所見です。
斜位近視は逆に両眼視で視力が低下し、斜視弱視は片眼のみの視力低下、多発性硬化症と先天網膜分離症では遮閉の有無で視力が変わることはありません。
選択肢の確認
1.斜位近視
誤り。斜位近視では両眼視で視力が低下する。
2.斜視弱視
誤り。斜視弱視は片眼のみの視力低下であり、この所見と合わない。
3.潜伏眼振
正しい。片眼遮閉で眼振が顕在化する潜伏眼振の所見である。
4.多発性硬化症
誤り。多発性硬化症では遮閉の有無で視力は変わらない。
5.先天網膜分離症
誤り。先天網膜分離症では遮閉の有無で視力は変わらない。
覚えるポイント
- 潜伏眼振=片眼遮閉で眼振が出現し視力が低下する。両眼開放時が最も良い。
- 視力測定は遮閉ではなく高度の凸レンズ(+10 D程度)で霧視して行う。
- 乳児内斜視や交代性上斜位に合併しやすい。