49PM068|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
68歳の男性。2日前、車を運転中に突然センターラインが2つに見えることに気付き来院した。Hess赤緑試験の結果(別冊No. 5)を別に示す。 この疾患で正しいのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
Hess赤緑試験の結果から麻痺筋と代償頭位を判断する図問題です。
解説
高齢者に突然生じた複視で、Hess図が左眼の外転方向で強く引き込まれていることから左外転神経麻痺と判断できます。左方視で複視が最も強く出ます。
代償頭位は、麻痺筋の働く方向を使わずに済むよう患側へ顔を回すものです。したがって顔を左側に回転すると、両眼は相対的に右方視の位置となり複視が軽減します。
選択肢の確認
1.左眼の内転制限を認める。
誤り。制限されているのは左眼の外転である。
2.右眼の外直筋の過動を認める。
誤り。第2偏位で過動を示すのは左眼固視時の右眼内直筋である。
3.左方視で交差性複視を自覚する。
誤り。内斜視となるため左方視では同側性(非交差性)複視となる。
4.顔を左側に回転すると複視は軽減する。
正しい。顔を左側へ回すと右方視の位置となり複視が軽減する。
5.左の図は麻痺眼固視の眼位ずれを示す。
誤り。Hess図の左は右眼のチャートであり、健眼固視の記録である。
覚えるポイント
- 外転神経麻痺=患側への顔回しで複視が軽減する。
- 内斜視なので同側性(非交差性)複視。
- Hess図で小さく引き込まれた側が麻痺眼。