45AM071|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
13 歳の女子。学校の健康診断で両眼の視力障害を指摘された。初診時視力は右 0.2(1.2×-2.00 D +2.00 D)、左0.1(1.2×-2.00 D +2.00 D)であった。みられない症状はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
視力表記から屈折状態を読み取り、その病態でみられない症状を選ぶ問題です。
解説
「0.2(1.2×−2.00 D ◯ +2.00 D)」は、−2.00 Dと+2.00 Dを組み合わせた度数、すなわち実質0 Dのレンズで視力が1.2に上がることを示します。度数のないレンズで視力が改善するのは、レンズを入れたという心理的効果によるもので、**身体表現性障害(心因性視能障害)**を意味します。
心因性視能障害では、視力低下、螺旋状視野・管状視野・求心性狭窄、色覚異常の訴え、眼瞼けいれんなどがみられますが、対光反射は器質的異常がないため正常に保たれます。
選択肢の確認
1.色覚異常
誤り。色覚検査で異常を訴えることがある。
2.眼瞼のけいれん
誤り。眼瞼のけいれんは心因性視能障害に伴うことがある。
3.近見視力の低下
誤り。近見視力の低下も訴えとして生じうる。
4.対光反射の低下
正しい。対光反射は器質的な視路障害がないため正常であり、低下はみられない。
5.求心性視野狭窄
誤り。求心性視野狭窄・管状視野は代表的な所見である。
覚えるポイント
- 度数0のレンズで視力が出る=心因性視能障害の典型的な検出法。
- 他覚的検査(対光反射・ERG・VEP・OCT)は正常。
- 学童期の女児に多い。叱責せず時間をかけて対応する。