45AM070|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
48 歳の女性。健康診断にて眼圧が右25 mmHg、左21 mmHg であり、右眼底の異常を指摘された。健康診断時の眼底写真(別冊No. 9)を別に示す。正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
高眼圧と眼底写真から緑内障性変化を読み取り、対応する視野障害を推定する問題です。
解説
高眼圧を背景とした眼底写真では、**乳頭出血(Drance出血)と網膜神経線維層欠損(NFLD)**が緑内障性視神経症の重要な所見です。乳頭出血は進行のサインとされ、NFLDは視野障害に先行して現れます。
NFLDが乳頭の下方(下耳側)にあれば、対応する視野障害は上方(上方の鼻側階段やBjerrum暗点)に現れます。網膜と視野は上下・左右が逆転する関係にあります。
選択肢の確認
1.乳頭出血
正しい。乳頭出血(Drance出血)は緑内障の進行を示す重要所見である。
2.近視性コーヌス
誤り。近視性コーヌスの所見は認められない。
3.網膜有髄神経線維
誤り。網膜有髄神経線維は白色羽毛状で、本例の所見ではない。
4.網膜神経線維層欠損
正しい。網膜神経線維層欠損は緑内障性変化の早期所見である。
5.視野上方に感度低下
誤り。所見のある部位から推定される視野障害は上方ではなく、該当しない。
覚えるポイント
- 緑内障の眼底所見=リムの菲薄化、NFLD、乳頭出血、乳頭陥凹拡大。
- 下方のNFLDは上方の視野障害に対応する(上下逆転)。
- 乳頭出血は進行のサインで、経過観察を密にする根拠になる。