45PM068|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
52 歳の女性。健康診断にて眼底の異常を指摘された。健康診断時の眼底写真(別冊 No. 4)を別に示す。考えられる視野異常はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
網膜色素変性の視野障害の型を問う問題です。
解説
網膜色素変性では、杆体が密に分布する赤道部(中間周辺部)から変性が始まります。そのため視野障害はまず輪状暗点として現れ、進行すると輪状暗点が拡大・融合して求心性視野狭窄となります。
最終的に中心の数度だけが残る管状視野となり、この段階でも中心視力は比較的保たれるのが特徴です。水平半盲・中心暗点・Mariotte盲点拡大は、それぞれ網膜血管閉塞・視神経炎・うっ血乳頭などでみられる所見です。
選択肢の確認
1.水平半盲
誤り。水平半盲は網膜血管閉塞や虚血性視神経症でみられる。
2.中心暗点
誤り。中心暗点は視神経炎や黄斑疾患でみられる。
3.輪状暗点
正しい。中間周辺部の変性による輪状暗点が初期の典型所見である。
4.求心性視野狭窄
正しい。輪状暗点の拡大により求心性視野狭窄となる。
5.Mariotte 盲点拡大
誤り。Mariotte盲点拡大はうっ血乳頭などでみられる。
覚えるポイント
- 網膜色素変性の視野は輪状暗点→求心性狭窄→管状視野。
- 杆体が多い赤道部から障害されるため中間周辺部が先に落ちる。
- 中心視力は末期まで比較的保たれる。