45PM069|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
13 歳の女子。先天白内障の術後に眼鏡の作成を希望して来院した。視力は右0.02(1.5×+16.00 D)、左0.03(1.5×+16.00 D)、瞳孔間距離55 mm であった。交代プリズム遮閉試験(5 m)では4Δ基底外方であった。交代プリズム遮閉試験の結果を考慮したレンズの光学中心間距離[mm]はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
斜位・斜視量を考慮して、眼鏡レンズの光学中心間距離を決める計算問題です。
解説
瞳孔間距離は55 mmですが、4Δ基底外方のプリズム効果を眼鏡で与える必要があります。Prenticeの法則より
ずらす量[cm] = プリズム量[Δ] / レンズ度数[D] = 4 / 16.00 = 0.25 cm = 2.5 mm(片眼あたり)
凸レンズで基底外方を作るには光学中心を外側(耳側)へずらすので、両眼で 55 + 2.5×… ではなく、必要なプリズムを両眼で分担すると片眼1.25 mmずつ、合計で 55+3 ≒ 58 mm となります。
選択肢の確認
1.49
誤り。ずらす方向が逆で、内寄せでは基底内方のプリズムになる。
2.52
誤り。ずらし量が不足している。
3.55
誤り。瞳孔間距離そのままではプリズム効果が得られない。
4.58
正しい。凸レンズの光学中心を耳側へずらし、光学中心間距離を約58 mmとする。
5.61
誤り。ずらし量が過大である。
覚えるポイント
- Prenticeの法則:プリズム量[Δ]=ずらし量[cm]×レンズ度数[D]。
- 凸レンズは光学中心から離れるほど基底が中心側を向く。
- 強度レンズほど、わずかなずれで大きなプリズムが発生する。