45AM072第45回 視能訓練士国家試験 過去問

13 歳の女子。眼位異常を主訴に来院した。裸眼での眼位は遠見で20Δ内斜視、近見で35Δ内斜視である。調節麻痺薬による屈折検査では両眼とも+3.00 D である。屈折矯正下で眼位検査を行ったところ遠見で4Δ内斜位、近見で20Δ内斜視である。次に行うべき検査はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

遠見と近見で斜視角が大きく異なる内斜視に対し、次に行うべき検査を選ぶ問題です。

解説

完全屈折矯正下で遠見4Δ内斜位・近見20Δ内斜視と、近見の斜視角が遠見より著しく大きい状態です。これは**高AC/A比(非屈折性調節性内斜視)**を疑う所見です。

確認には、近見で**+3.00 D程度の加入レンズを負荷して眼位を再測定**し、近見の内斜視が減少するかをみます。減少すれば二重焦点眼鏡の適応となります。立体視検査ではなく眼位検査で確かめる点が要点です。

選択肢の確認

1.大型弱視鏡の両鏡筒を15°下げて眼位検査
誤り。鏡筒を下げる操作は下方視の眼位測定であり、目的が異なる。

2.大型弱視鏡で+3.00 D を負荷して眼位検査
誤り。大型弱視鏡での負荷では日常の近見条件を再現できない。

3.近見で+3.00 D を負荷して立体視検査
誤り。確認すべきは眼位の変化であり、立体視ではない。

4.近見で+3.00 D を負荷して眼位検査
正しい。近見で+3.00 Dを負荷して眼位が改善するかを確認する。

5.遠見で-3.00 D を負荷して眼位検査
誤り。遠見で−3.00 Dを負荷するのは調節を誘発する方向で、目的に合わない。

覚えるポイント

  • 遠見<近見の内斜視=高AC/A比を疑う。
  • 確認は近見での加入レンズ負荷後の眼位測定。
  • 改善すれば二重焦点眼鏡(executive型)を処方する。

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