47PM070第47回 視能訓練士国家試験 過去問

6歳の女児。就学時健康診断で右眼の視力不良を指摘され来院した。視力は右 0.6(0.9×+1.25 D)、左1.2(矯正不能)。調節麻痺薬での完全屈折矯正下の眼位は、遠見、近見ともに顕性偏位が8Δ右眼内斜視であった。Worth4灯試験では遠見、近見ともに4灯に見えたが、そのときの眼位はわずかに右眼内斜視であった。網膜対応はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

顕性の内斜視があるのにWorth 4灯試験で4灯に見えることから網膜対応を判定する問題です。

解説

8Δの顕性内斜視があるのに、Worth 4灯試験で4灯(融像)に見えているということは、ずれた眼位のままで両眼の像が「重なって」知覚されていることを意味します。これは異常網膜対応です。

さらに、Worth 4灯で融像している=**自覚的斜視角が0°**であることから、調和性異常対応と判定されます。不調和性なら自覚的斜視角は0°と他覚的斜視角の中間になります。

選択肢の確認

1.正常対応
誤り。正常対応なら8Δの斜視で5灯(複視)に見えるはずである。

2.対応欠如
誤り。対応欠如ではどの位置でも融像が成立しない。

3.調和性異常対応
正しい。自覚的斜視角が0°であり調和性異常対応である。

4.二重対応
誤り。二重対応は条件により正常対応と異常対応が入れ替わる状態である。

5.不調和性異常対応
誤り。不調和性異常対応では自覚的斜視角が0°と他覚角の中間になる。

覚えるポイント

  • 調和性異常対応=自覚的斜視角0°。
  • 不調和性異常対応=自覚的斜視角が0°と他覚角の中間。
  • 小角度斜視で長期経過したものに異常対応が生じやすい。

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