47PM069|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
1歳6か月の男児。生後早期からの頭位異常を主訴に来院した。片眼を遮閉すると頭位異常は消失する。頭位の写真(別冊No. 3)を別に示す。診断に必要な検査はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
乳幼児の頭位異常が片眼遮閉で消失することから病態を絞り、必要な検査を選ぶ問題です。
解説
片眼を遮閉すると頭位異常が消えるということは、その頭位が両眼で見るためにとられている=両眼視を保つための代償頭位であることを意味します。頭部傾斜であれば上下斜筋の麻痺、とくに先天上斜筋麻痺が最も多い原因です。
責任筋の同定にはParksの3 step法(第1眼位の上下偏位→左右むき眼位→頭部傾斜試験)が用いられます。
選択肢の確認
1.Hess 赤緑試験
誤り。Hess赤緑試験は網膜正常対応と応答が必要で、1歳6か月児には実施が難しい。
2.Hirschberg 試験
誤り。Hirschberg試験は斜視角の概算であり責任筋の同定はできない。
3.Parks の3step 法
正しい。Parksの3 step法で上下斜筋の麻痺筋を同定する。
4.ニューサイクロテスト
誤り。ニューサイクロテストは自覚的回旋の測定で幼児には実施できない。
5.プリズム遮閉試験
誤り。プリズム遮閉試験は偏位量の定量であり責任筋の同定はできない。
覚えるポイント
- 片眼遮閉で頭位が消える=両眼視のための代償頭位。
- 乳幼児の頭部傾斜=先天上斜筋麻痺を第一に疑う。
- Parksの3 step法は幼児でも観察のみで実施できる。