51AM022|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
調和性異常対応の顕性偏位を定量するのに最も適しているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
調和性異常対応の顕性偏位を定量する方法を問う問題です。
解説
**同時プリズム遮閉試験(simultaneous prism cover test)**は、プリズムを置くのと同時に固視眼を遮閉し、斜視眼が動かなくなるプリズム量を求める方法です。融像や異常対応の影響を受けにくく、**実際に顕在化している偏位量(顕性偏位)**を測れます。
交代プリズム遮閉試験は融像を完全に除去した全偏位量を測るため、微小斜視では実際より大きな値が出ます。大型弱視鏡の交代点滅法も同様に全偏位を測ります。
選択肢の確認
1.Krimsky 試験
誤り。Krimsky試験は精度が低く定量に適さない。
2.Hirschberg 試験
誤り。Hirschberg試験は概算であり定量には適さない。
3.交代プリズム遮閉試験
誤り。交代プリズム遮閉試験は全偏位量を測り顕性偏位より大きく出る。
4.同時プリズム遮閉試験
正しい。同時プリズム遮閉試験は顕性偏位の定量に最も適している。
5.大型弱視鏡による交代点滅法
誤り。大型弱視鏡による交代点滅法は全偏位量を測る。
覚えるポイント
- 同時プリズム遮閉試験=顕性偏位(実際にずれている量)を測る。
- 交代プリズム遮閉試験=斜位を含む全偏位量を測る。
- 微小斜視では両者の差が大きく、この差自体が診断の手がかりになる。