54PM048|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
左右の視野異常が調和性〈congruous〉を示すのはどの病変か。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
同名半盲の調和性(congruity)を問う問題です。
解説
調和性(congruous)とは、左右の眼の視野欠損の形と広がりがよく一致していることです。視路を後方へ進むほど、対応する線維どうしが近接して配列するため、後頭葉の病変で最も調和性が高くなります。
逆に視索の病変では線維の配列が粗いため、左右の欠損が一致しない**不調和性(incongruous)**の同名半盲となります。この違いが病変部位の推定に役立ちます。
選択肢の確認
1.視神経
誤り。視神経の病変では片眼性の視野障害となる。
2.視交叉
誤り。視交叉の病変では両耳側半盲となる。
3.視索
誤り。視索の病変では不調和性の同名半盲となる。
4.視放線
誤り。視放線の病変では調和性はやや低い。
5.後頭葉
正しい。後頭葉の病変で最も調和性の高い同名半盲となる。
覚えるポイント
- 後方の病変ほど調和性が高い。視索=不調和性、後頭葉=調和性。
- 後頭葉病変=黄斑回避を伴う。視力・対光反射は正常。
- 視索病変=RAPDを伴うことがある(片側の線維が多く含まれるため)。