53AM040|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
視野異常が両耳側から生じるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
両耳側から視野異常が生じる病態を問う問題です。
解説
下垂体腺腫は、トルコ鞍から上方へ発育して視交叉を下から圧迫します。視交叉では鼻側網膜からの交叉線維が中央を通るため、これが障害されて両耳側半盲となります。下から圧迫するので上耳側から欠け始めます。
緑内障は鼻側階段・弓状暗点、うっ血乳頭はMariotte盲点拡大、多発性硬化症は中心暗点、前部虚血性視神経症は水平半盲を示します。
選択肢の確認
1.緑内障
誤り。緑内障では鼻側階段や弓状暗点から始まる。
2.うっ血乳頭
誤り。うっ血乳頭ではMariotte盲点の拡大がみられる。
3.下垂体腺腫
正しい。下垂体腺腫では視交叉の圧迫により両耳側半盲となる。
4.多発性硬化症
誤り。多発性硬化症では球後視神経炎による中心暗点がみられる。
5.前部虚血性視神経症
誤り。前部虚血性視神経症では水平半盲がみられる。
覚えるポイント
- 両耳側半盲=視交叉の病変(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、鞍結節髄膜腫)。
- 下から圧迫(下垂体腺腫)=上耳側から欠ける。上から(頭蓋咽頭腫)=下耳側から。
- 垂直経線を境界とする視野欠損は視交叉以降の病変を示す。