52AM042第52回 視能訓練士国家試験 過去問

視野の略図(別冊No. 6)を別に示す。図の同心円の間隔は10°である。初期緑内障で視野異常が出現しやすいのはどこか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: 2・4

正答

2、4

この問題のポイント

初期緑内障で視野異常が出現しやすい部位を問う図問題です。

解説

緑内障では、乳頭の上下(弓状神経線維束)が先に障害されます。そのため初期の視野異常は、**Mariotte盲点から鼻側へ弓状に伸びるBjerrum領域(固視点から10〜20°)**と、鼻側の水平経線を境に段差を作る鼻側階段として現れます。

図では④が固視点から約10°のBjerrum領域、②が鼻側水平経線上の約30°の位置にあたり、それぞれ傍中心暗点・鼻側階段が出やすい部位です。①③は耳側・上鼻側の周辺部、⑤は下方周辺部で、中心部と最周辺部は末期まで保たれるため初期の異常は出にくい部位です。

選択肢の確認

1.①
誤り。固視点近くの中心部は末期まで保たれる。

2.②
正しい。Bjerrum領域(弓状暗点の出る領域)は初期に異常が出やすい。

3.③
誤り。最周辺部は末期まで保たれることが多い。

4.④
正しい。鼻側階段が生じる領域は初期に異常が出やすい。

5.⑤
誤り。この領域は初期の緑内障性視野異常の好発部位ではない。

覚えるポイント

  • 緑内障の視野=鼻側階段→Seidel暗点→Bjerrum(弓状)暗点→半盲様欠損→管状視野。
  • Bjerrum領域=固視点から10〜20°の弓状の領域。
  • 中心視野は末期まで保たれるため、視力が良くても進行していることがある。

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