47PM074|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
68 歳の男性。昨日の夕方から視野が見えづらいと訴えて来院した。20 年来の糖尿病治療歴がある。視力は右0.6(0.7×+0.50 D◯cyl-1.25 D 90°)、左0.3(0.8 ×+0.75 D◯cyl-1.00 D 90°)。前眼部所見として初期白内障を認めた。当日施行した頭部MRI(別冊No. 7A)を別に示す。右後頭葉に所見を認める。別に示す視野検査の結果(別冊No. 7B①〜⑤)のうち、この患者のものはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
右後頭葉の病変に対応する視野を選ぶ問題です。
解説
後頭葉は対側の視野を担当します。右後頭葉の病変では左同名半盲となります。さらに後頭葉病変では、中心窩に対応する領域が両側の血流支配を受けているため、**黄斑回避(macular sparing)**を伴うことが特徴です。
したがって、両眼の左半分が欠け、中心部が島状に残る視野が該当します。糖尿病の既往と急性発症から後頭葉梗塞が原因と考えられます。
選択肢の確認
1.①
誤り。右同名半盲は左後頭葉病変に対応する。
2.②
誤り。両耳側半盲は視交叉部病変に対応する。
3.③
誤り。片眼性の視野欠損は視交叉より前方の病変に対応する。
4.④
正しい。右後頭葉病変による左同名半盲(黄斑回避を伴う)である。
5.⑤
誤り。求心性視野狭窄は網膜色素変性などでみられる。
覚えるポイント
- 後頭葉病変=対側の同名半盲+黄斑回避。
- 視索・外側膝状体の病変では黄斑回避を伴わないことが多い。
- 同名半盲では対光反射も視力も保たれる。