47PM075第47回 視能訓練士国家試験 過去問

19 歳の女性。試験前など睡眠不足になると黒板の字がぼやけて見えないと訴えて来院した。視力は右1.2(1.2×+0.75 D)、左1.0(1.2×+0.50 D)、両眼では 0.04(1.2×-7.50 D)。交代プリズム遮閉試験では遠見で35 Δの外斜である。適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

間欠性外斜視の症例に対する治療方針を選ぶ問題です。

解説

両眼で視力が0.04まで下がり、−7.50 Dの凹レンズで1.2に矯正されるのは、**外斜視を代償するための過剰輻湊に連動した調節(斜位近視)**が起きているためです。遠見で35Δという大きな外斜視角があり、日常生活に支障をきたしています。

偏位が大きく、輻湊訓練やプリズムでは代償しきれないため、外直筋後転を含む斜視手術が適切な治療となります。近視矯正眼鏡を処方すると調節性輻湊がさらに必要になり悪化します。

選択肢の確認

1.休養
誤り。休養のみでは35Δの外斜視は改善しない。

2.輻湊訓練
誤り。偏位量が大きく輻湊訓練だけでは代償できない。

3.外直筋後転
正しい。35Δの外斜視に対して外直筋後転を含む手術が適切である。

4.近視矯正眼鏡
誤り。近視は斜位近視によるもので、凹レンズの処方は病態を悪化させる。

5.内直筋A 型ボツリヌス毒素注射
誤り。ボツリヌス毒素注射は一時的で、この偏位量には手術が適切である。

覚えるポイント

  • 斜位近視=外斜位・外斜視を代償する過剰輻湊→調節→近視化。
  • 調節麻痺下の屈折検査で近視度が減ることが診断の手がかり。
  • 偏位が大きく症状が強ければ斜視手術を選択する。

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