49PM074|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
35歳の女性。数年前から遠方でのぼやけを主訴に来院した。小学生の頃から時々外斜視があると指摘されていた。交代プリズム遮閉試験では遠見35Δ、近見40Δの間欠性外斜視であった。 有用な検査はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
間欠性外斜視患者の遠方のぼやけを評価する検査を問う問題です。
解説
間欠性外斜視の患者が遠方のぼやけを訴える場合、斜位近視を疑います。融像のために過剰な輻湊が働き、それに連動した調節で近視化するため、両眼を開いていると遠方がぼやけます。
これを確認するには、両眼開放下の屈折検査と両眼開放下の視力検査を行い、片眼遮閉時の値と比較します。両眼開放時のほうが近視が強く、視力が低ければ斜位近視です。
選択肢の確認
1.Hess赤緑試験
誤り。Hess赤緑試験は非共同性斜視の評価に用いる。
2.コントラスト感度
誤り。コントラスト感度はこの訴えの評価に適さない。
3.両眼開放下の屈折検査
正しい。両眼開放下の屈折検査で近視化の有無を確認できる。
4.両眼開放下の視力検査
正しい。両眼開放下の視力検査で片眼遮閉時との差を確認できる。
5.パッチテストによる眼位検査
誤り。パッチテストは長時間遮閉後の斜視角の変化をみる検査である。
覚えるポイント
- 斜位近視=両眼開放時のほうが近視が強く、視力が低い。
- 過剰輻湊に連動した調節による近視化が本態。
- 片眼遮閉時と両眼開放時の値を比較することが診断の要点。