49PM073第49回 視能訓練士国家試験 過去問

42歳の男性。2、3週前からの両眼の見えづらさが増強し、パソコン画面の表が歪んで見えるため来院した。職業は自営業。既往歴、現病歴に特記すべきものはない。視力は右0.5(0.7×+1.0 D◯cyl-0.75 DA 70)、左0.4(0.5×+1.25 D◯cyl-0.50 DA 110)。眼圧は左右とも12 mmHgである。眼底所見(別冊No. 7)を別に示す。 まず行うべきなのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

両眼の歪視と眼底所見に対して最初に行うべき検査を問う問題です。

解説

40代で両眼同時に歪視と視力低下を生じ、眼底に異常がある場合、**高血圧性網膜症(悪性高血圧による漿液性網膜剥離)**をまず考えます。眼圧は正常で、既往歴がないことは高血圧が未診断である可能性を示します。

この場合、非侵襲的で即座にでき、全身の緊急性を左右する血圧測定を最初に行います。著明な高血圧があれば直ちに内科への紹介が必要で、これは失明だけでなく生命予後にも関わります。

選択肢の確認

1.OCT
誤り。OCTは有用だが全身の緊急性を判断する検査ではない。

2.血圧測定
正しい。悪性高血圧を疑い、まず血圧測定を行う。

3.頭部MRI
誤り。頭部MRIはこの段階で最初に行う検査ではない。

4.静的視野検査
誤り。静的視野検査はこの段階で優先されない。

5.蛍光眼底造影検査
誤り。蛍光眼底造影検査は侵襲があり最初に行う検査ではない。

覚えるポイント

  • 両眼同時発症の眼底異常=全身疾患(高血圧・腎疾患)を疑う。
  • 悪性高血圧=軟性白斑・出血・乳頭浮腫・漿液性網膜剥離。
  • 眼科で最初にできる非侵襲的な全身評価として血圧測定を行う。

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