49PM072|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
40歳の女性。外斜視を主訴に受診した。視力は右0.8(1.2×-0.75 D)、左1.2(矯正不能)。6歳時に内斜視の手術を受けており術後眼位は良かったが、数年前から外斜視が目立つようになった。輻湊は不良で網膜対応は対応欠如である。 斜視の種類はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
内斜視手術後に生じた外斜視の分類を問う問題です。
解説
6歳時に内斜視手術を受け、術後は良好だったのに数年後に外斜視となった経過から、術後外斜視(続発性外斜視)です。輻湊が不良で網膜対応が対応欠如であることから融像による代償は働かず、常に外斜位が顕性化している恒常性外斜視でもあります。
偽外斜視は陽性κ角による見かけの外斜視、感覚性外斜視は片眼の視力障害が原因、間欠性外斜視は融像で正位を保てる時間があるもので、いずれも該当しません。
選択肢の確認
1.偽外斜視
誤り。偽外斜視は陽性κ角による見かけの外斜視である。
2.術後外斜視
正しい。内斜視手術後に生じた術後外斜視である。
3.感覚性外斜視
誤り。両眼とも視力は良好で感覚性外斜視ではない。
4.間欠性外斜視
誤り。対応欠如で融像が働かず、間欠性ではない。
5.恒常性外斜視
正しい。常に顕性化しているため恒常性外斜視である。
覚えるポイント
- 術後外斜視=内斜視手術後に経年的に生じる続発性外斜視。
- 対応欠如・輻湊不良では融像による代償が働かず恒常性となる。
- 再手術では術中の癒着や筋の状態を確認する必要がある。