第55回

55PM070|第55回 視能訓練士国家試験 過去問

53 歳の女性。Sjögren 症候群によるドライアイで点眼加療中である。3 か月前からのパソコン画面の見えにくさ、自動車運転時の目の疲れを主訴に来院した。遠見視力は右1.2(矯正不能)、左0.4(1.2×-1.25 D)、近見視力は右0.3(1.2×+ 2.00 D)、左0.8(1.2×+0.75 D)であった。遠方・近方ともに見たいとのニーズに対する提案で適切なのはどれか。

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正解4

正答

4

この問題のポイント

ドライアイ患者への遠近両用の矯正法を問う問題です。

解説

遠方と近方の両方を1本で見たいという要望に対しては、遠用度数に近用加入を加えた累進屈折力眼鏡が適しています。右眼は遠方が良好なので+0.00 D、左眼は−1.25 Dで矯正し、そこに近用加入を加えます。

Sjögren症候群によるドライアイがあるため、コンタクトレンズは角膜への負担が大きく不適です。単焦点眼鏡では遠近どちらかしか賄えません。

選択肢の確認

1.右 +0.00 D、左 -1.25 D の眼鏡
誤り。遠用のみでは近方が見えない。

2.右 +2.00 D、左 +0.75 D の眼鏡
誤り。近用のみでは遠方が見えない。

3.左のみ遠用完全矯正のコンタクトレンズ
誤り。ドライアイがありコンタクトレンズは適さない。

4.右 +0.00 D、左 -1.25 D に近見加入した累進屈折力眼鏡
正しい。遠用度数に近見加入を加えた累進屈折力眼鏡が適している。

5.右 +0.00 D、左 -1.25 D に近見加入した多焦点コンタクトレンズ
誤り。ドライアイがありコンタクトレンズは適さない。

覚えるポイント

  • ドライアイではコンタクトレンズを避け、眼鏡での矯正を優先する。
  • 累進屈折力レンズ=像の跳躍がなく遠中近を1本で賄える。
  • VDT作業では中近累進や単焦点近用眼鏡の併用も検討する。

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