49PM075|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
2歳2か月の男児。1歳6か月ころから左眼が時々内側に寄り、特に絵本を見るなど近い距離で顕著になることを主訴に来院した。 必要な検査はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
近見で顕著な間欠性内斜視の2歳児に必要な検査を問う問題です。
解説
1歳6か月ごろから、とくに近見で顕著になる間欠性の内斜視という経過は、調節性内斜視を強く疑わせます。遠視の未矯正による過剰な調節が内斜視を誘発しているため、隠れた遠視の有無を明らかにすることが最優先です。
したがって調節麻痺薬(アトロピン硫酸塩など)点眼下の屈折検査が必須です。乳幼児は調節力が強く、調節麻痺なしでは遠視を過小評価してしまいます。
選択肢の確認
1.ERG
誤り。ERGは網膜機能の評価であり、この病態では必要ない。
2.VEP
誤り。VEPは視路の評価であり、この病態では必要ない。
3.大型弱視鏡検査
誤り。大型弱視鏡検査は2歳児では応答が得られない。
4.Landolt環による視力検査
誤り。Landolt環による視力検査は2歳児では困難である。
5.調節麻痺薬点眼下の屈折検査
正しい。調節麻痺薬点眼下の屈折検査で遠視の有無を確認する。
覚えるポイント
- 調節性内斜視=1〜3歳発症、間欠性、近見で顕著。
- 診断には調節麻痺下の屈折検査が必須。乳幼児は調節力が強い。
- 完全屈折矯正眼鏡の常用が治療の基本。