47AM070|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
22 歳の男性。時々の眼位異常と眼精疲労とを主訴に来院した。裸眼視力は右 1.2、左1.2 だが、遠くの文字がぼやけて見づらいときがあるという。輻湊は良好である。眼位の写真(別冊No. 4)を別に示す。診断に必要なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
間欠性の眼位異常と眼精疲労を訴える若年男性で、診断に必要な検査を選ぶ問題です。
解説
裸眼視力は良好なのに「遠くの文字がぼやけるときがある」という訴えと、時々の眼位異常があります。屈折検査(とくに調節麻痺下)で、実際の屈折状態と自覚的な近視化の有無を確かめることが診断の出発点です。
あわせて、眼位異常が共同性か非共同性かを見極めるためscreen-comitance testで各視方向の偏位量を比較します。輻湊が良好で上下偏位や麻痺を疑う所見がないため、Hess赤緑試験・上下3方向むき眼位検査・調節近点検査は優先されません。
選択肢の確認
1.Hess 赤緑試験
誤り。麻痺性斜視を疑う所見がなくHess赤緑試験は優先されない。
2.screen-comitance test
正しい。各視方向の偏位量を比較し共同性か非共同性かを見極める。
3.屈折検査
正しい。調節麻痺下を含む屈折検査で屈折状態と近視化の有無を確認する。
4.調節近点検査
誤り。輻湊は良好であり調節近点検査は優先されない。
5.上下3方向むき眼位検査
誤り。上下偏位を疑う所見がなく優先されない。
覚えるポイント
- 眼位異常はまず共同性か非共同性かを分ける。
- screen-comitance testは各視方向の偏位量の差をみる。
- 裸眼視力良好+遠見のぼやけ=斜位近視を疑い調節麻痺下の屈折検査を行う。