47AM069|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
40 歳の男性。健康診断で眼底異常を指摘され来院した。視力は右0.8(1.2× -0.75 D)、左0.6(1.2×-1.00 D)。両眼の眼底には骨小体様色素沈着がみられた。右眼のGoldmann 視野計による動的量的視野検査の途中経過(別冊No. 3)を別に示す。輪状暗点を検索する視標はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・2
正答
1、2
この問題のポイント
Ⅲ/4のイソプタが下耳側で大きく切れ込んでおり輪状暗点が疑われる。暗点はⅤ/4イソプタの内側をⅢ/4で探索して輪郭を描き、Ⅴ/4で深さを確認する。
解説
図はⅤ/4、Ⅲ/4、Ⅱ/4のイソプタが描かれた右眼の途中経過です。Ⅴ/4のイソプタはほぼ正常ですが、Ⅲ/4のイソプタは下耳側から鼻側にかけて大きく内側へ切れ込み、Ⅱ/4は中心付近まで狭窄しています。中間周辺部の感度低下、すなわち網膜色素変性に特徴的な輪状暗点が疑われる所見です。
輪状暗点は「Ⅴ/4では見えるがⅢ/4では見えない」帯として存在するので、Ⅴ/4のイソプタの内側をⅢ/4で探索して暗点の輪郭を描き、暗点の中でⅤ/4を動かして深さ(相対暗点か絶対暗点か)を確認します。Ⅱ/4以下の視標はイソプタ自体が中心近くまで縮んでおり、周辺部の暗点検索には弱すぎます。
選択肢の確認
1.Ⅴ/4
正しい。最大視標で暗点の深さを確認し、輪状暗点の内側境界を描くのに用います。
2.Ⅲ/4
正しい。Ⅲ/4イソプタの大きな切れ込みが輪状暗点を示しており、暗点の輪郭を探索する視標です。
3.Ⅱ/4
Ⅱ/4のイソプタはすでに中心近くまで狭窄しており、輪状暗点の検索には弱すぎます。
4.Ⅰ/4
Ⅰ/4はさらに弱く、周辺部の暗点検索には使えません。
5.Ⅰ/2
Ⅰ/2は最も弱い視標で、中心部の感度確認に用います。
覚えるポイント
- 輪状暗点は中間周辺部の相対暗点で、Ⅴ/4とⅢ/4の間に現れる
- 暗点はそれを検出できる視標で探索し、より強い視標で深さを確認する
- 網膜色素変性=骨小体様色素沈着+輪状暗点