50PM068第50回 視能訓練士国家試験 過去問

35 歳の男性。健康診断で眼底の異常を指摘され来院した。数年前から暗所での見えづらさを自覚していたという。視力は右1.2(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。動的視野検査を行った際の右眼の途中経過(別冊No. 6)を別に示す。Ⅴ/4e のイソプタを結んだ後Ⅰ/4e 視標での測定を進めている段階である。実線はⅤ/4e イソプタ、点線はⅠ/4e を動かした軌跡、✓印はⅠ/4e での応答をプロットした点を示す。測定手順として適正なのはどれか。2つ選べ。

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正解: 2・3

正答

2、3

この問題のポイント

動的視野検査の測定手順を問う図問題です。

解説

Ⅰ/4e視標での応答がとびとびで暗点が疑われる場合は、まずより見やすい中間の視標(Ⅲ/4e)でイソプタを描いて全体像を把握してから、Ⅰ/4eでの測定を続けるのが適切です。イソプタは輝度の高い(見やすい)視標から順に、外側から内側へ描いていくのが原則です。

Ⅴ/4eは既に描き終えており再検の必要はなく、Mariotte盲点は通常Ⅰ/4eより見やすい視標で確認し、Ⅰ/3eはⅠ/4eより見えにくいので先には行いません。

選択肢の確認

1.Ⅴ/4e イソプタを再検する。
誤り。Ⅴ/4eイソプタは既に描き終えており再検の必要はない。

2.Ⅲ/4e 視標でのイソプタ測定を先に行う。
正しい。中間のⅢ/4e視標でイソプタを描き全体像を把握するのが適切である。

3.Ⅰ/4e 視標でイソプタの測定を続ける。
正しい。Ⅰ/4e視標でのイソプタ測定を続けるのは適切である。

4.Ⅰ/4e 視標でMariotte 盲点を測定する。
誤り。Mariotte盲点はより見やすい視標で確認する。

5.Ⅰ/3e 視標でのイソプタ測定を先に行う。
誤り。Ⅰ/3eはⅠ/4eより見えにくく、先に行う順序ではない。

覚えるポイント

  • イソプタは見やすい視標から順に、外側から内側へ描く。
  • 視標は求心性(見えない側から見える側へ)に動かす。
  • 暗点が疑われたら視標を変えて確認し、暗点の性状(絶対・比較)を調べる。

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