47AM071|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
55 歳の男性。両眼の視力低下を主訴に来院した。視力は右0.3(0.4×-1.50 D◯cyl-0.75 D 90°)、左0.3(0.4×-1.50 D◯cyl-0.50 D 90°)であった。30 年前からぶどう膜炎の診断で治療を受けていたが、寛解と増悪を繰り返している。眼外傷や内眼手術の既往はない。眼底写真(別冊No. 5)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
慢性再発性のぶどう膜炎と眼底所見から疾患を推定する問題です。
解説
30年にわたり寛解と増悪を繰り返すぶどう膜炎で、眼底に脈絡膜のメラニン脱失による夕焼け状眼底とDalen-Fuchs斑がみられればVogt-小柳-原田病の慢性再発型です。
Behçet病は非肉芽腫性で発作性の前房蓄膿と網膜血管炎、交感性眼炎は外傷・内眼手術の既往が前提、感染性眼内炎は急性経過、サルコイドーシスは肉芽腫性で肺門リンパ節腫脹を伴います。
選択肢の確認
1.Behçet 病
誤り。Behçet病は非肉芽腫性で発作性の前房蓄膿と網膜血管炎を示す。
2.交感性眼炎
誤り。交感性眼炎は外傷や内眼手術の既往を前提とし、本症例にはない。
3.感染性眼内炎
誤り。感染性眼内炎は急性の経過をとる。
4.サルコイドーシス
誤り。サルコイドーシスは肉芽腫性で肺門リンパ節腫脹などの全身所見を伴う。
5.Vogt-小柳-原田病
正しい。夕焼け状眼底を伴う慢性再発性の経過はVogt-小柳-原田病である。
覚えるポイント
- 原田病=両眼性・肉芽腫性・滲出性網膜剥離→夕焼け状眼底・Dalen-Fuchs斑。
- 難聴・耳鳴・髄膜刺激症状・白斑・白髪を伴う。
- 遷延・再発例では脈絡膜の菲薄化と色素脱失が進む。