50AM069|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
6歳の男児。学校健診で視力低下を指摘され来院した。視力は右0.9(矯正不能)、左0.5(矯正不能)。シクロペントラート塩酸塩点眼後のオートレフラクトメータの結果は右-0.75 D◯cyl-1.75 D 175°、左+1.25 D◯cyl-4.75 D 8°である。左右眼の強主経線の屈折値と軸の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
円柱表記から強主経線の屈折値と軸を読み取る問題です。
解説
マイナス円柱表記では、円柱軸の経線が球面度数、軸に直交する経線が球面+円柱の度数です。強主経線とは屈折力が最も強い(最も近視寄りの)経線を指します。
右眼は175°経線が−0.75 D、直交する85°経線が−0.75+(−1.75) = −2.50 D。左眼は8°経線が+1.25 D、直交する98°経線が+1.25+(−4.75) = −3.50 D。したがって右眼−2.50 D(85°)、左眼−3.50 D(98°)です。
選択肢の確認
1.右眼の屈折値(軸) -0.75 D(175°)/左眼の屈折値(軸) +1.25 D(8°)
誤り。これは円柱軸方向の弱主経線の値である。
2.右眼の屈折値(軸) -1.00 D(175°)/左眼の屈折値(軸) -6.00 D(8°)
誤り。右眼の計算が合わない。
3.右眼の屈折値(軸) -1.75 D(175°)/左眼の屈折値(軸) -4.75 D(8°)
誤り。これは円柱度数そのものであり経線の屈折値ではない。
4.右眼の屈折値(軸) -2.50 D(85°)/左眼の屈折値(軸) -3.50 D(98°)
正しい。右眼−2.50 D(85°)、左眼−3.50 D(98°)が強主経線である。
5.右眼の屈折値(軸) -3.25 D(85°)/左眼の屈折値(軸) -2.25 D(98°)
誤り。球面度数と円柱度数の加算が合わない。
覚えるポイント
- マイナス円柱表記=軸の経線がS、直交する経線がS+C。
- 強主経線=屈折力が最も強い(最も近視寄りの)経線。
- この症例は左眼の強い乱視性不同視による不同視弱視。