51PM066|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
8歳の女児。学校健診で弱視を疑われて来院した。右+4.00D◯cyl-1.00D 180°、左-1.00D で眼鏡を試した。眼鏡レンズ中心から1.5 cm 下方視したところ、上下の複視が出現した。このとき生じているプリズム効果の左右差[Δ]はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
眼鏡の光学中心からのずれによるプリズム効果の左右差を求める問題です。
解説
上下方向のプリズム効果は、垂直経線(90°経線)の度数で決まります。右眼は円柱軸が180°なので、90°経線は +4.00+(−1.00) = +3.00 D。左眼は球面なので −1.00 D です。
Prenticeの法則より、1.5 cm下方視での効果は右が 3.00×1.5 = 4.5Δ(基底上方)、左が 1.00×1.5 = 1.5Δ(基底下方)。向きが逆なので合計 6Δの差が生じます。
選択肢の確認
1.2
誤り。2Δでは右眼単独の効果にも足りない。
2.4
誤り。4Δは右眼単独の効果に近い値である。
3.6
正しい。右4.5Δ(基底上方)と左1.5Δ(基底下方)で、合計6Δの差となる。
4.8
誤り。8Δとなる計算にはならない。
5.10
誤り。10Δとなる計算にはならない。
覚えるポイント
- Prenticeの法則=Δ = D × ずれ[cm]。
- 上下方向は垂直経線(90°経線)の度数で計算する。
- 凸レンズと凹レンズではプリズムの向きが逆になるため、効果は加算される。