46PM072|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
62 歳の女性。最近、右眼で人の顔を見るとゆがんで見えることに気付いた。新聞の文字も見づらくなったため来院した。視力は右0.1(0.2×-1.50 D◯cyl-0.75 D 90°)、左0.6(1.2×-1.00 D◯cyl-0.50 D 90°)であった。眼底写真(別冊No. 4A)と光干渉断層計〈OCT〉の結果(別冊No. 4B)とを別に示す。考えられるのはどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高齢者の変視症と眼底・OCT所見から疾患を判断する問題です。
解説
高齢者の片眼性の変視症と中心視力低下で、OCTに中心窩の全層欠損が描出されれば黄斑円孔です。円孔周囲には嚢胞様変化と網膜剥離を伴い、眼底では中心窩に円形の赤色病巣が見えます。
黄斑前膜は網膜表面の膜と皺、加齢黄斑変性は脈絡膜新生血管と網膜下液・ドルーゼン、類嚢胞様黄斑浮腫は花弁状の嚢胞、中心性漿液性脈絡網膜症は漿液性網膜剥離を示し、全層欠損は生じません。
選択肢の確認
1.黄斑前膜
誤り。黄斑前膜では網膜表面の膜と皺がみられ、全層欠損は生じない。
2.黄斑円孔
正しい。OCTで中心窩の全層欠損を認めれば黄斑円孔である。
3.加齢黄斑変性
誤り。加齢黄斑変性では脈絡膜新生血管とドルーゼンがみられる。
4.類囊胞様黄斑浮腫
誤り。類嚢胞様黄斑浮腫は花弁状の嚢胞で全層欠損ではない。
5.中心性漿液性脈絡網膜症
誤り。中心性漿液性脈絡網膜症は漿液性網膜剥離であり全層欠損ではない。
覚えるポイント
- 黄斑円孔=中心窩の全層欠損。変視症と中心暗点。
- Watzke-Allen試験(スリット光が途切れる)が陽性。
- 治療は硝子体手術+内境界膜剥離+ガスタンポナーデ。