46PM071|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
25 歳の女性。読書中に視野の右方にチカチカと輝くちらつきを自覚した。ちらつきは次第に拡大し約30 分で消失した。その後しばらく頭痛が続いた。考えられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
若年女性の一過性視覚症状と頭痛から病態を判断する問題です。
解説
閃輝暗点は、視野の一部にギザギザした輝くちらつき(fortification spectrum)が現れ、20〜30分かけて拡大しながら移動し、その後に拍動性の頭痛が続く現象です。片頭痛の前兆として若年女性に多くみられます。
大脳皮質視覚野を広がる皮質拡延性抑制が原因とされ、両眼性であることが網膜疾患との鑑別点になります。緑内障・網膜裂孔・閃輝性硝子体融解・網膜中心動脈閉塞症では、この時間経過と頭痛の組合せは説明できません。
選択肢の確認
1.緑内障
誤り。緑内障は緩徐に進行し一過性のちらつきは生じない。
2.網膜裂孔
誤り。網膜裂孔では光視症と飛蚊症が生じるが頭痛は伴わない。
3.閃輝暗点
正しい。閃輝暗点は20〜30分で消退し、その後に頭痛が続く片頭痛の前兆である。
4.閃輝性硝子体融解
誤り。閃輝性硝子体融解は硝子体内のコレステロール結晶で、頭痛は伴わない。
5.網膜中心動脈閉塞症
誤り。網膜中心動脈閉塞症は持続する高度の視力低下をきたす。
覚えるポイント
- 閃輝暗点=両眼性・20〜30分で消退・その後に頭痛。
- 皮質拡延性抑制が機序。片頭痛の前兆。
- 片眼性の光視症は網膜裂孔・後部硝子体剥離を疑う。