53AM068|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
28 歳の女性。全身性エリテマトーデスの治療でヒドロキシクロロキンの内服治療を開始した後、色が分かりにくいことを訴えて来院した。色覚検査に用いるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
薬剤性の後天色覚異常に用いる色覚検査を問う問題です。
解説
ヒドロキシクロロキンによる網膜症では、**後天色覚異常(青黄異常=3型系)**が早期に現れます。パネルD-15は色相配列から3型(tritan)軸の混同を検出でき、**SPP-2(標準色覚検査表第2部)**は後天色覚異常のスクリーニング専用に作られた表です。
石原色覚検査表とアノマロスコープは先天赤緑色覚異常の検出・確定に特化し、ランタンテストは職業適性の判定に用います。
選択肢の確認
1.パネルD-15
正しい。パネルD-15は3型(青黄)軸の混同を検出できる。
2.石原色覚検査表
誤り。石原色覚検査表は先天赤緑色覚異常のスクリーニング用である。
3.ランタンテスト
誤り。ランタンテストは職業適性の判定に用いる。
4.アノマロスコープ
誤り。アノマロスコープは先天赤緑色覚異常の確定診断に用いる。
5.SPP-2〈標準色覚検査表第二部〉
正しい。SPP-2は後天色覚異常のスクリーニング用である。
覚えるポイント
- 後天色覚異常=青黄異常(3型系)が多い。片眼性のことがあり、変動する。
- SPP-1=先天色覚異常用、SPP-2=後天色覚異常用。
- ヒドロキシクロロキン網膜症=bull's eye maculopathy。定期的な検査が必要。