48PM069|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
30 歳の男性。昨日転倒した後に急激な視力低下を自覚したため来院した。視力は右光覚弁、左1.2(矯正不能)。右眉毛部外側に転倒時にできた擦過傷がみられる。まず行うべきなのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
頭部外傷後の急激な視力低下で、まず行うべき検査を問う問題です。
解説
眉毛部外側の打撲後に光覚弁まで視力が低下した場合、**外傷性視神経症(視神経管骨折を含む)**を最も強く疑います。眉毛部外側への衝撃が視神経管に伝わることはよく知られています。
頭部CT(とくに視神経管の薄層撮影)で骨折の有無と血腫を確認することが最優先です。診断がつけばステロイド大量療法や視神経管開放術を検討します。RAPDの確認も併せて行います。
選択肢の確認
1.頭部CT
正しい。視神経管骨折の有無を確認するため頭部CTを最優先で行う。
2.眼圧検査
誤り。眼圧検査は緊急度の判断に直結しない。
3.蛍光眼底造影
誤り。蛍光眼底造影はこの場面の第一選択ではない。
4.超音波A モード
誤り。超音波Aモードは眼軸長の測定に用いる。
5.動的量的視野検査
誤り。動的量的視野検査は急性期の患者には実施が困難である。
覚えるポイント
- 外傷性視神経症=高度の視力低下+RAPD。眉毛部外側の打撲が典型。
- CTで視神経管の骨折と血腫を確認する。
- 治療=ステロイド大量療法、視神経管開放術(適応は議論がある)。