56AM069|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
60 歳の男性。急激な視力低下を主訴に自宅近くの眼科を昨日受診し、左眼網膜剝離を指摘された。紹介状に添付された左眼OCT 検査の結果(別冊No. 9)を別に示す。本日の視力検査方法で適切なのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
網膜剥離患者の視力検査法を問う図問題です。
解説
網膜剥離では視野の一部が欠損しているため、固定した位置の視標では見えない領域に入ってしまうことがあります。そこで単一視標を動かしながら呈示し、残存している網膜の部分で見てもらうのが適切です。
散瞳は視力測定を妨げ、まず遠見視力から測り、片眼ずつ測定し、ピンホールは網膜疾患による視力低下を改善しません。
選択肢の確認
1.散瞳下で測定する。
誤り。散瞳すると視力測定を妨げる。
2.近見視力から測定する。
誤り。まず遠見視力から測定する。
3.両眼開放視力から測定する。
誤り。片眼ずつ測定するのが基本である。
4.ピンホールを入れて測定する。
誤り。ピンホールは網膜疾患による視力低下を改善しない。
5.単一視標を動かしながら測定する。
正しい。単一視標を動かしながら残存網膜で見てもらう。
覚えるポイント
- 視野欠損がある場合は視標を動かして残存視野で捉えてもらう。
- 偏心視を用いている患者では、正面固視を強いない。
- ピンホールが有効=屈折異常・不正乱視。無効=網膜・視神経疾患。