48PM070|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
50 歳の男性。左眼の歪視を主訴に来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左0.7(1.0×+1.00 D)。OCT の画像(別冊No. 2)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
歪視とOCT所見から疾患を判断する問題です。
解説
中年男性の片眼の歪視と軽度の視力低下で、OCTに中心窩下の漿液性網膜剥離(神経網膜の丸い浮き上がり)がみられれば中心性漿液性脈絡網膜症です。網膜色素上皮の障害部位から漏出した液が網膜下に貯留します。
黄斑円孔は中心窩の全層欠損、視神経炎・緑内障は視神経の疾患、錐体ジストロフィは両眼性の錐体機能低下で、いずれもこのOCT所見とは異なります。
選択肢の確認
1.黄斑円孔
誤り。黄斑円孔では中心窩の全層欠損がみられる。
2.視神経炎
誤り。視神経炎は視神経の炎症でありOCT所見が異なる。
3.錐体ジストロフィ
誤り。錐体ジストロフィは両眼性で錐体機能が低下する。
4.中心性漿液性脈絡網膜症
正しい。中心窩下の漿液性網膜剥離から中心性漿液性脈絡網膜症と判断できる。
5.緑内障
誤り。緑内障は視神経の疾患であり黄斑部の漿液性剥離は生じない。
覚えるポイント
- 中心性漿液性脈絡網膜症=中年男性、片眼性、歪視・小視症・軽度の視力低下。
- OCTで中心窩下の漿液性網膜剥離、FAで漏出点(墨汁流出像)。
- 多くは自然軽快するが再発・遷延例には光凝固や光線力学療法。