48PM071第48回 視能訓練士国家試験 過去問

70 歳の女性。右眼の変視症を主訴に来院した。視力は右0.7(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。眼底写真(別冊No. 3)を別に示す。この病態について正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

高齢者の変視症と眼底写真から疾患を判断する問題です。

解説

高齢者の片眼の変視症で、眼底に網膜表面の光沢のある膜と、それに引かれた血管の蛇行・網膜皺襞がみられれば**網膜前膜(黄斑前膜)**です。後部硝子体剥離に伴って生じる特発性のものが最も多く、OCTで網膜内層表面の高反射の膜として描出されます。

黄斑円孔は全層欠損、糖尿病網膜症は両眼性の血管病変、嚢胞様黄斑浮腫は花弁状の嚢胞、裂孔原性網膜剝離は周辺の裂孔と剥離を伴います。

選択肢の確認

1.黄斑円孔
誤り。黄斑円孔では中心窩の全層欠損がみられる。

2.糖尿病網膜症
誤り。糖尿病網膜症は両眼性の血管病変である。

3.囊胞様黄斑浮腫
誤り。嚢胞様黄斑浮腫は花弁状の嚢胞を示す。

4.裂孔原性網膜剝離
誤り。裂孔原性網膜剝離では裂孔と網膜の隆起がみられる。

5.網膜前膜〈黄斑前膜〉
正しい。網膜表面の膜と血管の牽引所見から網膜前膜と判断できる。

覚えるポイント

  • 網膜前膜=変視症・視力低下。後部硝子体剥離に伴う特発性が多い。
  • 眼底所見=網膜表面の光沢、血管の蛇行、網膜皺襞。
  • 治療は硝子体手術+膜剥離(内境界膜剥離を併施)。

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