55PM027|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
白内障手術前後の前眼部OCT 検査の結果(別冊No. 4)を別に示す。術前の画像でみられる所見はどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
白内障術前の前眼部OCT所見を問う図問題です。
解説
白内障が進行して水晶体が膨隆すると、虹彩が前方へ押し出されて前房が浅くなり、隅角が閉塞します。前眼部OCTでは、虹彩根部と角膜後面の間の隙間が狭くなる(あるいは接触する)像として描出されます。
術後は薄い眼内レンズに置き換わるため前房が深くなり、隅角が開大します。これが「白内障手術が閉塞隅角緑内障の治療にもなる」根拠です。
選択肢の確認
1.角膜浮腫
誤り。角膜浮腫は術前の典型的な所見ではない。
2.隅角閉塞
正しい。膨隆した水晶体により隅角が閉塞している。
3.前房出血
誤り。前房出血は外傷などの所見である。
4.瞳孔散大
誤り。瞳孔散大はこの画像の主要な所見ではない。
5.虹彩の肥厚
誤り。虹彩の肥厚ではなく前方への押し出しが本質である。
覚えるポイント
- 水晶体の膨隆=浅前房・隅角閉塞。閉塞隅角緑内障の原因となる。
- 白内障手術は前房を深くし隅角を開大させるため、閉塞隅角の治療にもなる。
- 前眼部OCT=非接触で隅角の形状を定量評価できる。