53AM070|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
62 歳の男性。2 週前からの左眼の歪視を主訴に来院した。視力は右(1.2× -3.50D)、左(0.7×-4.00D)。左眼の眼底写真(別冊No. 8A)、フルオレセイン蛍光眼底造影検査の結果(別冊No. 8B)及びOCT の結果(別冊No. 8C)を別に示す。 OCT の所見でみられるのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
中高年男性の歪視とOCT所見から病態を判断する図問題です。
解説
OCTで網膜色素上皮層が局所的にドーム状に隆起していれば、**網膜色素上皮剥離(PED)**です。近視性の変化や加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症に伴ってみられ、歪視の原因になります。
蛍光眼底造影で色素上皮下への色素の貯留(pooling)を確認できます。黄斑円孔・乳頭浮腫・網膜分離・嚢胞様黄斑浮腫は、いずれも異なるOCT所見です。
選択肢の確認
1.黄斑円孔
誤り。黄斑円孔では中心窩の全層欠損がみられる。
2.乳頭浮腫
誤り。乳頭浮腫は視神経乳頭の所見である。
3.網膜分離
誤り。網膜分離では網膜層内の分離がみられる。
4.囊胞様黄斑浮腫
誤り。嚢胞様黄斑浮腫では花弁状の嚢胞腔がみられる。
5.網膜色素上皮層の隆起
正しい。網膜色素上皮層のドーム状の隆起がみられる。
覚えるポイント
- 網膜色素上皮剥離=OCTで色素上皮層がドーム状に隆起する。
- 加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症、近視性変化に伴う。
- 蛍光眼底造影で色素上皮下への貯留(pooling)を示す。