48PM068|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
12 歳の女児。内斜視に対する手術を予定している。術前検査の写真(別冊No. 1)を別に示す。この検査について誤っているのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
内斜視の術前に行う牽引試験の目的を問う問題です。
解説
写真は眼球牽引試験です。鉗子で眼球を他動的に動かし、機械的な抵抗の有無から内直筋の拘縮や、抵抗がないことによる外転神経麻痺(麻痺性か制限性かの鑑別)を評価します。覚醒下で行えば、正位付近での見え方から網膜対応の状態や、局所麻酔下手術に耐えられるかも確認できます。
内斜視角の測定は交代プリズム遮閉試験で行うものであり、牽引試験の目的ではありません。
選択肢の確認
1.内斜視角を測定している。
正しい。斜視角の測定は交代プリズム遮閉試験で行い、牽引試験の目的ではない。
2.内直筋拘縮の有無を調べている。
誤り。内直筋拘縮の有無を調べるのは牽引試験の主目的である。
3.外転神経麻痺の有無を調べている。
誤り。抵抗の有無から麻痺性か制限性かを鑑別できる。
4.網膜異常対応の有無を調べている。
誤り。覚醒下で正位付近の見え方を尋ねれば網膜対応を推定できる。
5.局所麻酔下での手術が可能かどうかを調べている。
誤り。覚醒下での反応から局所麻酔下手術の可否を判断できる。
覚えるポイント
- 眼球牽引試験=機械的制限(拘縮・癒着)の有無をみる。
- 陽性なら制限性斜視、陰性なら麻痺性斜視。
- 覚醒下では正位付近の見え方から対応・術後複視も推定できる。