48PM067第48回 視能訓練士国家試験 過去問

22 歳の男性。円錐角膜のため経過観察中である。眼鏡で生活していたが、右眼の見えにくさを訴えて来院した。矯正視力が右(0.4×-3.00 D◯cyl-4.00 D 40°)まで低下していたため、ハードコンタクトレンズ〈HCL〉が処方され、矯正視力は右(0.9×HCL)に改善した。視力が改善した理由について最も考えられるのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

円錐角膜でハードコンタクトレンズにより視力が改善する理由を問う問題です。

解説

円錐角膜では角膜前面が不規則に変形し、不正乱視が生じます。眼鏡は球面度数と円柱度数(低次収差)しか矯正できないため良好な視力が得られません。

ハードコンタクトレンズは硬い前面をもち、レンズと角膜の間に涙液レンズを作ります。この涙液が角膜前面の不正を光学的に埋めるため、角膜不正乱視が矯正されて視力が改善します。

選択肢の確認

1.視野の拡大
誤り。視野の拡大は視力改善の理由にならない。

2.透過率の変化
誤り。透過率の変化は視力改善の主因ではない。

3.涙液層の改善
誤り。涙液層の改善はドライアイの話であり本症例の理由ではない。

4.頂間距離の変化
誤り。頂間距離の変化による度数の差だけでは0.4から0.9への改善は説明できない。

5.角膜不正乱視の矯正
正しい。涙液レンズにより角膜不正乱視が矯正されて視力が改善する。

覚えるポイント

  • 不正乱視=ハードコンタクトレンズ(涙液レンズ効果)で矯正する。
  • ソフトレンズは角膜形状に沿うため不正乱視を矯正できない。
  • 進行例には角膜クロスリンキングや角膜移植を検討する。

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