52AM069|第52回 視能訓練士国家試験 過去問
45 歳の男性。2年前に右滑車神経麻痺と診断され経過観察中である。むき眼位検査を行った。考えられる所見として誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
右滑車神経麻痺のむき眼位所見を問う問題です。
解説
右上斜筋麻痺では、①右上斜筋の遅動、②同一眼のはりあい筋である右下斜筋の過動、③右上斜筋のともむき筋である左下直筋の過動(麻痺眼固視時)、④右下斜筋のともむき筋である左上直筋の変化がみられます。
左上斜筋は右下直筋のともむき筋であり、右上斜筋麻痺とは直接の関係がありません。したがって「左上斜筋の過動」は誤りです。
選択肢の確認
1.左上直筋の遅動
誤り。左上直筋の遅動はみられうる所見である。
2.左下直筋の過動
誤り。左下直筋の過動はともむき筋の関係から生じる所見である。
3.右上斜筋の遅動
誤り。右上斜筋の遅動は麻痺そのものの所見である。
4.右下斜筋の過動
誤り。右下斜筋の過動ははりあい筋の関係から生じる所見である。
5.左上斜筋の過動
正しい。左上斜筋は右下直筋のともむき筋であり、この麻痺とは関係がない。
覚えるポイント
- 麻痺筋の遅動→同一眼のはりあい筋の過動→対側眼のともむき筋の過動、と進む。
- 右上斜筋のともむき筋=左下直筋。はりあい筋=右下斜筋。
- 右下斜筋のともむき筋=左上直筋。