51PM050|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
外傷による両眼性滑車神経麻痺でみられる所見はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
外傷による両眼性滑車神経麻痺の所見を問う問題です。
解説
上斜筋には外転作用があるため、両側が麻痺すると外転が弱まり内斜視傾向を示します。また左右の麻痺が相殺し合うため、正面視では上下偏位が目立ちません(左右の側方視や頭部傾斜で初めて顕在化します)。
上斜筋麻痺では下方視で外方回旋が強まるためV型斜視(A型ではない)、内転位での下転障害(内上転障害ではない)、下方視で最大の外方回旋を示します。
選択肢の確認
1.内斜視
正しい。上斜筋の外転作用が失われるため内斜視傾向を示す。
2.A 型斜視
誤り。上斜筋麻痺ではV型斜視を呈する。
3.両眼の内上転障害
誤り。障害されるのは内転位での下転である。
4.正面視で上下偏位なし
正しい。両側性のため左右が相殺し正面視では上下偏位が目立たない。
5.上方視で最大角度の外方回旋偏位
誤り。外方回旋偏位は下方視で最大となる。
覚えるポイント
- 両側性上斜筋麻痺=正面での上下偏位が乏しく、V型斜視と大きな外方回旋が手がかり。
- 頭部外傷が最多原因。左右の頭部傾斜試験がともに陽性となる。
- 治療=上斜筋前部前転(原田-伊藤法)などで外方回旋を矯正する。