51PM051|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
牽引試験で抵抗がみられないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
牽引試験で抵抗がみられない病態を問う問題です。
解説
外転神経麻痺は麻痺性の眼球運動障害です。筋や周囲組織に物理的な拘縮がないため、鑷子で眼球を他動的に動かす牽引試験では抵抗がありません(陰性)。
眼窩底骨折(下直筋の絞扼)、甲状腺眼症(外眼筋の線維化)、Brown症候群(上斜筋腱鞘の異常)、Duane症候群(外直筋の異常収縮)は、いずれも制限性で牽引試験が陽性になります。
選択肢の確認
1.眼窩底骨折
誤り。眼窩底骨折では下直筋の絞扼により抵抗がある。
2.甲状腺眼症
誤り。甲状腺眼症では外眼筋の線維化により抵抗がある。
3.Brown 症候群
誤り。Brown症候群では上斜筋腱鞘の異常により抵抗がある。
4.Duane 症候群
誤り。Duane症候群では外直筋の異常収縮により抵抗がある。
5.外転神経麻痺
正しい。外転神経麻痺は麻痺性であり牽引試験で抵抗はみられない。
覚えるポイント
- 牽引試験=制限性(抵抗あり)と麻痺性(抵抗なし)の鑑別。
- 制限性=眼窩壁骨折、甲状腺眼症、Brown症候群、Duane症候群、固定内斜視。
- 麻痺性=脳神経麻痺、重症筋無力症(初期)。