53AM001|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
斜視手術時に内直筋を牽引したところ心拍数が低下した。関連するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
斜視手術中の徐脈の機序を問う問題です。
解説
外眼筋の牽引が三叉神経(眼神経)を求心路として延髄に伝わり、迷走神経を遠心路として心臓に作用して徐脈をきたす反射を**眼心臓反射(Aschner反射)**といいます。
小児の斜視手術でとくに生じやすく、心停止に至ることもあります。直ちに牽引を中止し、必要ならアトロピンを投与します。
選択肢の確認
1.動眼神経
誤り。動眼神経は外眼筋の運動を支配する遠心路である。
2.顔面神経
誤り。顔面神経は表情筋を支配する。
3.内耳神経
誤り。内耳神経は聴覚と平衡覚を伝える。
4.迷走神経
正しい。迷走神経が遠心路となり徐脈をきたす(眼心臓反射)。
5.副神経
誤り。副神経は胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する。
覚えるポイント
- 眼心臓反射=三叉神経(求心)→延髄→迷走神経(遠心)→徐脈。
- 斜視手術中の外眼筋牽引で生じやすい。小児で顕著。
- 対応=直ちに牽引を中止し、必要ならアトロピンを投与する。